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OM-D E-M10。必要なものは揃っている。

2019-07-25

よしかずです。

現在のメイン機は、OM-D E-M1から乗り換えた、OM-D E-M10です(どちらも初代)。

OM-D E-M10には、僕がカメラに必要と考える、最低限の機能は全て揃っています。

エントリー機なのに?という感じですが、E-M10は、OM-Dの中ではエントリー機ですが、オリンパスのカメラのラインナップの中では、よりエントリーモデルとして、PEN(E-PL)シリーズがあるので、E-M10は、中級機寄りのエントリーモデルとなるわけです。

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カメラに求める機能とは

僕がカメラに求める最低限の機能は、次の5つです。

1.ファインダーがあること。

2.マニュアル露出撮影ができること。

3.露出決定パラメータが1/3段刻みであること。

4.ホワイトバランスに色温度設定があること。

5.PC、タブレットやスマホからテザー撮影・リモート撮影ができること。

です。

各機能が必要な理由は、

1.ファインダーがあること

やはりこれは、撮影時の没入感が理由のトップです。

ファインダーのないレンズ交換式カメラも買ってしばらく使ったこともありますが、長続きはしませんでした。

もちろん背面液晶を見て撮影することもありますが、だからといってファインダーがなくてよいということはない。

明るい環境下では背面液晶が見えづらかったりしますので、撮影時だけでなく、再生確認時にもファインダーを使います。

2.マニュアル露出撮影ができること。

撮影時はオート(P、A、S)も多用しますが、マニュアルモードが必要なときももちろんあります。マニュアル露出撮影ができないとなにかと不便です。ストロボ使うときなどですね。

パラメータを操作するダイヤルが2つ以上あると露出値の変更が行いやすいです。(絞りやシャッタースピードを別々のダイヤルで操作できるので)

3.露出決定パラメータが1/3段刻みであること。

露出決定パラメータとは「絞り」「シャッタースピード」「感度(ISO感度)」です。

これは個人の好みによって、1/3段刻みがいいとか、1/2段刻みがいいとかありますが(設定で切り替えられるカメラもありますね)

絞りやシャッタースピードは、1/3段刻みで設定できるカメラがほとんど(いや全部かも)なのですが、注意すべきはISO感度。これが1/3段刻みで設定できないカメラがあります。

代表的なのは、キヤノンEOS KissシリーズやニコンD5xxx、D3xxxシリーズなどのエントリーモデル。ISO感度の手動設定が1段刻みとなっています。(手動で感度が1段刻みにしか設定できないカメラでも、ISOオートで撮影する際には、感度が1/3段もしくはそれ以上に細かく制御されるカメラが多いようです)

初心者が使うときに、あまり複雑な感じにならないように、という理由だと思うのですが、それは、わかります。

設定で1段刻みと1/3段刻みを変えられるようにすれば、とも思いますが、それはそれで煩雑になりますし。

ISO感度については、1段刻みのほうが、素早く変更できて良い、という意見も聞いたことがありますので、むしろ中上級機のほうこそ、1段刻みが選べるようになっている方がいいのかも。(それも煩雑ですかね)

私は、各パラメータが1/3段刻みで設定できるほうが良いです。

ISO感度が1/3段刻みで設定できれば、例えばストロボを使った撮影のとき、絞りもシャッタースピードも変えたくない(シャッタースピードはストロボ光には影響しませんが)場合、最後の手段(?)として、感度で微調整できる場合がある、ということです。

このとき感度設定が1段刻みだと、1段感度を動かすと、明るさが結構大きく変わってしまうので、結局その他の部分で微調整するか、RAW現像頼みになってしまうのですが、感度調整でそれを避けられる可能性が高まるのはありがたいです。

4.ホワイトバランスに色温度設定があること。

ホワイトバランスの色温度設定とは、ホワイトバランスの設定をケルビン(K)で設定できるということです。

これもキヤノンEOS Kissや、ニコンD5xxx、D3xxxなどでは設定できない項目です。

ホワイトバランスのマニュアルセット(白い紙などを撮影して合わせる)はありますが、常に適切な紙などを持っているとは限りませんし。

まあ数値で合わせても、ピッタリ合うとは限らないわけですが、この機能があるとないとで、地味に便利だったり困ったりすることがあります。

5.PC、タブレットやスマホからテザー撮影・リモート撮影ができること。

これはいろいろ便利です。

その便利さはメーカーカタログ等に書かれている通りとして、僕はカタログに書かれていないようなところでとても助かっています。

物撮り等で、カメラを三脚に固定した場合、カメラから離れて被写体や照明のセッティングを行って、セッティングが終わったら、カメラの所に行って、カメラから見てフレーム内でどのような状態になっているかを確認し、直すところがあれば被写体の所に行って直して、またカメラのところに行って…と繰り返さなければならないのですが、セッティングする手元にリモート撮影に設定したスマホがあれば、いちいちカメラを覗きに行かなくて良いのです。それどころかスマホを見ながらセッティングすれば、画面から被写体がはみ出さないようにとか、照明機材が見切れてしまわないように、等のセッティングが、非常に効率よくできます。この機能があるとないとでは雲泥の差。もうリモート撮影機能なしのカメラには戻れません。

E-M10で一通りのことは過不足なく出来る。

E-M10は、以上にあげた機能は全てついています。

もちろん防塵防滴とかデュアルスロットとか、あるにこしたことはないし、私もあったほうが良いと思います。

でもまあ、なくてもなんとかなります。私の場合は。なので、最低限。

自分がカメラに求める必要最低限の機能を洗い出してみると、意外とハイエンド機でなくても大丈夫かもしれません。